第16-3回、増上寺三門一般公開(広重名所江戸百景番外編)(一般公開は終了しました) [広重・名所江戸百景]

一般公開は終了しました2011/10/02(日)アップ
2011/09/28(水)取材

前回増上寺大門を9月14日に取材しましたが、その直後、TVで増上寺三門が戦後初めて一般公開されているという報道が流れていました。昔の大きい門は、門の二階部分が部屋のようになっていて、この部分を公開するというものでした。

 9月28日(水)この門に入場するため、再びこの地を訪れました。
(この門への入場の前に、江戸名所百景の「増上寺塔赤羽」の取材を行いましたが、それについては、次回発表します。)
 この門は、江戸の初期・元和8年(1622年)に再建されたものが、大震災、東京大空襲時にも火災にあわず残ったという貴重な門で、重要文化財に指定されています。

#01、増上寺三門(東側から望む)(簡易俯瞰撮影)
#増上寺三門公開01.jpg

#02、増上寺三門(南側から望む)
#増上寺三門公開02.jpg

#03、増上寺三門一階部拡大(パノラマ合成写真)
#増上寺三門公開03.jpg


門二階へは、門の右側の建物(の裏側)から入場し、急な階段を上って二階に行きます。二階の正面向かって左側(南側)から階段を下ります(降りる階段が写真で写っています)。

#04、増上寺三門南側の建物(昇降口)
#増上寺三門公開04.jpg

見学者はこの建物(の裏)から退場します

#05、増上寺三門近接写真(南側から)
#増上寺三門公開05.jpg

二階部の周囲は、回廊になっています。二階見学後ここを通って帰ります。

#06、増上寺三門から本堂を望む
#増上寺三門公開06.jpg

#07、三門(三解脱門)一般公開のポスター
#増上寺三門公開07.jpg

ポスターのとおり11月30日(水)まで公開されます。
三門の正式名は三解脱門で、この門をくぐると、三毒煩悩(むさぼり、いかり、おろかさ)から離れることが出来るとされています。

#08、三門二階から、大門方向(東方向)を望む
#増上寺三門公開08.jpg

 二階には、釈迦三尊像、十六体の羅漢像が安置されていますが、二階内部は撮影禁止なので写真はありません。
三門は、江戸時代も期間を決めて一般公開されていました。江戸時代は、この二階からの眺望は素晴らしく海も見えました。
 今年の3月10日の放送された、ブラタモリで、タモリもここから、久保田アナと東方向を眺めていました。

#09、境内側から三門外(大門方向)を望む
#増上寺三門公開09.jpg

大門の向こう側がJR浜松町駅になります。

#10、入場記念のグッズ(栞)
#増上寺三門公開10.jpg

竹製の栞、表面は、広重の「芝神明増上寺」の絵柄です。裏面は、増上寺の署名。紋は、なんと三葉葵の御紋です。徳川家の菩提寺なのでこの紋が許される訳です。

この門への、入場料は500円で、上の記念品が付きます。尚、二階へ上がる階段は、階段というより梯子と言った方が良い程急勾配ですので、ご留意ください。


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第16-2回「芝神明増上寺」(秋79景)(下) [広重・名所江戸百景]

2011/10/01アップ

2011/09/28(水)取材

前回、増上寺大門に関して、広重が描いたのと同視点での写真を撮ってはいませんでした。
また、増上寺三門が9月17日から、一般公開が始まり、この公開は期間限定ということで、広重と同じ視点と同一の写真を撮り、また、三門の一般公開に参加すべく、再度増上寺を訪れることにしました。
 
 浜松町の駅を降りて、西の方向へ向かい数分で大門の前に着きました。
今から、約150年前の広重の視点、および9年前のフィルムカメラでの視点とほぼ同じ地点で写真を撮りました。
 今回は、広重の視点に、”より”近ずくため簡易俯瞰撮影を行いました(一脚を利用し地上約3mの高さから撮影を行った)。

#01 増上寺大門を望む(1)
#01.jpg

画面奥が、増上寺大門、前回アップした9年前の写真の画面右に「あさひ銀行」と見えるのは、現在では「りそな」銀行として引き継がれています。
 この辺が広重の視点に、近いと思われます。現在では、ビルに隠れていますが、芝大神宮は、手前のビルが無ければ、画面右、りそな銀行の奥の方に見えるはずです。
 画面左に、大門の左半分を隠すように、箱型の荷台のトラックが駐車しています。このトラックが、どかないかと10分位そこで粘ってましたが、トラックは、動く気配がなく、あきらめて、門の方に近づき撮影を行いました。

#02 増上寺大門を望む(2)
#02.jpg

このアングルですと、門全体は見えますが、ここまで来ると、広重の視線よりは、門に近づき過ぎということになります。

この、大門をくぐりさらに西に進み、増上寺三門の一般公開に参加して来ました。
それは、項を改めて、次回報告したいと思います。

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