市川市芳澤ガーデンギャラリー企画展Ⅰ/伊東深水(南方風俗スケッチ)展+永井荷風(断腸亭日乗)関連展 [絵画鑑賞]
2015年10月31日(土)取材
市川市では、戦後70年特別企画として、伊藤深水作の「南方風俗スケッチ」と永井荷風の「断腸亭日乗」の内容の(抜粋)紹介、及び同氏の遺品等の特別展示を行っています。
また、この会期中に、①「篠笛+尺八」、②「ガムラン演奏とバリ舞踊」、③「ヴァイオリン+ピアノ」のギャラリーコンサートが行われます。
ギャラリーコンサート②では、きたろうが贔屓にしている、小泉ちづこさんが出演するのでそのコンサートの開催日に、芳澤ガーデンギャラリーに行って来ました。(このギャラリーコンサートのレポートは「市川市芳澤ガーデンギャラリー企画展Ⅱ」で行います。
注)ギャラリーコンサートの①、②は終了しました。③は来たる11月7日に開催されます。展示会は11月8日まで開催しています。
#01、本展示会のちらし(ポスター)
#02、市川市芳澤ガーデンギャラリー入口
#03、伊東深水・永井荷風企画展及びギャラリーコンサートの案内表示
#04、芳澤ガーデンギャラリーの庭内(1)
わずかに紅葉が始まっています。
#05、芳澤ガーデンギャラリーの庭内(2)
赤と緑の対比が鮮やかです。
#06、芳澤ガーデンギャラリーの庭内(3)
#07、芳澤ガーデンギャラリーの庭内(4)
#08、芳澤ガーデンギャラリーの庭内(5)
#09、芳澤ガーデンギャラリー玄関
#10、本展示会の、開催趣旨と概要
#11、伊東深水の絵(1)
戦時下のインドネシアで描かれたスケッチで、鉛筆の輪郭線に水彩絵の具で彩色しています。
戦時下で、当時の写真は撮影されていないので、当時の島の様子を伝える、貴重な資料でもあるとのことです。
注)#11~18の写真は、ネットからの転載やちらしからの転載等で、必ずしも実際の展示内容と同一ではありません。
#12、伊東深水の絵(2)
#13、伊東深水の絵(3)
きたろうがもし、絵を始めるとしたら、まず、伊東深水氏の鉛筆+水彩絵の具で描く絵の技法で描いてみたい。
#14、永井荷風肖像写真
永井荷風は、戦後、数年間、市川市に住んでいました。また、遺族が、永井氏の遺品を市川市に寄贈したため、永井荷風に関する展示会が時折市川で開催されます。
#15、永井荷風の遺品
永井荷風は高齢にもかかわらず、晩年一人暮らしを行っていました。
荷風の遺品が展示されており、左の写真の他、メガネ、帽子、三つ揃え、湯のみ、急須などが展示されていました。
#16、断腸亭日乗(日記)
断腸亭日乗の本物が展示されていました。また、この中の内容を抜粋して、パネルにしたものも展示されていました。
このパネル(日記)を読むと、全くの個人的メモのような感じで、「誰と会った」とか「何を食べた」とか「何々を誰それから頂いた」とか、日常生活の出来ごとを、1日分、数行で簡潔に記録したものです。そこには、感情や、私情は書いてありませんでした。
しかし、特に目を引いたのは。戦時下なのに、浅草へ出かけて、踊り子に誘われて、映画を見たりしている記述があったことでした。その、映画はフランス映画で、荷風の日記には珍しく、「映画のフランス語が懐かしく、心地良かった」というような記述があったことです。まず、戦時下でも仏映画が見られたのが驚きだし、また荷風が、映画のフランス語を字幕無しで理解出来るほど、フランス語に堪能だった点です。
荷風は、当局から、あらぬ疑いをかけられないように、日記を書いている時は、この日記の存在を、友人にも秘密にしていたそうです。
#17、永井荷風の外出姿
この姿で、市川から、浅草やその他都内に出かけていた。
#18、浅草のストリップ劇場の楽屋で、踊り子と写真撮影
昭和25年頃、浅草ロック座などで、荷風作の劇が上演され、荷風自身特別出演として舞台に立ち、楽屋では踊り子たちと談笑する姿が新聞に載るなど話題を集めたこともあるという。
以上で、戦後70年特別企画展示の報告は終わりです。
ギャラリーコンサートに関しては、次の「市川市芳澤ガーデンギャラリー企画展Ⅱ(ガムラン演奏とバリ舞踊:小泉ちづこさん)」でレポートします。
<続く>
市川市では、戦後70年特別企画として、伊藤深水作の「南方風俗スケッチ」と永井荷風の「断腸亭日乗」の内容の(抜粋)紹介、及び同氏の遺品等の特別展示を行っています。
また、この会期中に、①「篠笛+尺八」、②「ガムラン演奏とバリ舞踊」、③「ヴァイオリン+ピアノ」のギャラリーコンサートが行われます。
ギャラリーコンサート②では、きたろうが贔屓にしている、小泉ちづこさんが出演するのでそのコンサートの開催日に、芳澤ガーデンギャラリーに行って来ました。(このギャラリーコンサートのレポートは「市川市芳澤ガーデンギャラリー企画展Ⅱ」で行います。
注)ギャラリーコンサートの①、②は終了しました。③は来たる11月7日に開催されます。展示会は11月8日まで開催しています。
#01、本展示会のちらし(ポスター)
#02、市川市芳澤ガーデンギャラリー入口
#03、伊東深水・永井荷風企画展及びギャラリーコンサートの案内表示
#04、芳澤ガーデンギャラリーの庭内(1)
わずかに紅葉が始まっています。
#05、芳澤ガーデンギャラリーの庭内(2)
赤と緑の対比が鮮やかです。
#06、芳澤ガーデンギャラリーの庭内(3)
#07、芳澤ガーデンギャラリーの庭内(4)
#08、芳澤ガーデンギャラリーの庭内(5)
#09、芳澤ガーデンギャラリー玄関
#10、本展示会の、開催趣旨と概要
#11、伊東深水の絵(1)
戦時下のインドネシアで描かれたスケッチで、鉛筆の輪郭線に水彩絵の具で彩色しています。
戦時下で、当時の写真は撮影されていないので、当時の島の様子を伝える、貴重な資料でもあるとのことです。
注)#11~18の写真は、ネットからの転載やちらしからの転載等で、必ずしも実際の展示内容と同一ではありません。
#12、伊東深水の絵(2)
#13、伊東深水の絵(3)
きたろうがもし、絵を始めるとしたら、まず、伊東深水氏の鉛筆+水彩絵の具で描く絵の技法で描いてみたい。
#14、永井荷風肖像写真
永井荷風は、戦後、数年間、市川市に住んでいました。また、遺族が、永井氏の遺品を市川市に寄贈したため、永井荷風に関する展示会が時折市川で開催されます。
#15、永井荷風の遺品
永井荷風は高齢にもかかわらず、晩年一人暮らしを行っていました。
荷風の遺品が展示されており、左の写真の他、メガネ、帽子、三つ揃え、湯のみ、急須などが展示されていました。
#16、断腸亭日乗(日記)
断腸亭日乗の本物が展示されていました。また、この中の内容を抜粋して、パネルにしたものも展示されていました。
このパネル(日記)を読むと、全くの個人的メモのような感じで、「誰と会った」とか「何を食べた」とか「何々を誰それから頂いた」とか、日常生活の出来ごとを、1日分、数行で簡潔に記録したものです。そこには、感情や、私情は書いてありませんでした。
しかし、特に目を引いたのは。戦時下なのに、浅草へ出かけて、踊り子に誘われて、映画を見たりしている記述があったことでした。その、映画はフランス映画で、荷風の日記には珍しく、「映画のフランス語が懐かしく、心地良かった」というような記述があったことです。まず、戦時下でも仏映画が見られたのが驚きだし、また荷風が、映画のフランス語を字幕無しで理解出来るほど、フランス語に堪能だった点です。
荷風は、当局から、あらぬ疑いをかけられないように、日記を書いている時は、この日記の存在を、友人にも秘密にしていたそうです。
#17、永井荷風の外出姿
この姿で、市川から、浅草やその他都内に出かけていた。
#18、浅草のストリップ劇場の楽屋で、踊り子と写真撮影
昭和25年頃、浅草ロック座などで、荷風作の劇が上演され、荷風自身特別出演として舞台に立ち、楽屋では踊り子たちと談笑する姿が新聞に載るなど話題を集めたこともあるという。
以上で、戦後70年特別企画展示の報告は終わりです。
ギャラリーコンサートに関しては、次の「市川市芳澤ガーデンギャラリー企画展Ⅱ(ガムラン演奏とバリ舞踊:小泉ちづこさん)」でレポートします。
<続く>
市川市ゆかりの福田千惠画伯の展示会(芳澤ガーデンギャラリー) [絵画鑑賞]
2012/01/11(水)アップ
2012/01/08(日)取材
市川市の北部にある、市のギャラリー「芳澤ガーデンギャラリー」に行って来ました。現在、市川市ゆかりの日本画家の福田千惠(せんけい)氏の絵の展示を行っています。
芳澤ガーデンギャラリー「福田千惠展」看板
ギャラリーには千惠氏自身が選定した29点の絵が展示されていました。大半の絵が大型の絵でした。これらの大型の絵を、第1展示室と、第2展示室をぶち抜いて展示してあるので、迫力があり、千惠氏の絵がかもし出す気品に満ちた雰囲気がギャラリー空間に広がっていました。
天使のレリーフ
紫陽花とテレサ
この日、会場には、千惠氏がいらっしゃって、気さくに、絵の解説をされていました。
天主堂への道
梅里(ばいり)
フルートと筝のギャラリーコンサート終了後、ちょっとだけお話をさせて頂きましたが、千惠氏は、芳澤ガーデンギャラリーはすばらしいギャラリーなので、市川市民に、もっともっと活用して頂きたいと、おっしゃっていました。
福田千惠画伯
2012/01/08(日)取材
市川市の北部にある、市のギャラリー「芳澤ガーデンギャラリー」に行って来ました。現在、市川市ゆかりの日本画家の福田千惠(せんけい)氏の絵の展示を行っています。
芳澤ガーデンギャラリー「福田千惠展」看板
ギャラリーには千惠氏自身が選定した29点の絵が展示されていました。大半の絵が大型の絵でした。これらの大型の絵を、第1展示室と、第2展示室をぶち抜いて展示してあるので、迫力があり、千惠氏の絵がかもし出す気品に満ちた雰囲気がギャラリー空間に広がっていました。
天使のレリーフ
紫陽花とテレサ
この日、会場には、千惠氏がいらっしゃって、気さくに、絵の解説をされていました。
天主堂への道
梅里(ばいり)
フルートと筝のギャラリーコンサート終了後、ちょっとだけお話をさせて頂きましたが、千惠氏は、芳澤ガーデンギャラリーはすばらしいギャラリーなので、市川市民に、もっともっと活用して頂きたいと、おっしゃっていました。
福田千惠画伯