琴とピアノとフルートの演奏会(KOTO×PIANO vol.2)山水美樹さん、正住真智子さん、松木さやさん [演奏会]

2014/10/11(土) 取材

琴(山水さん)とピアノ(正住さん)の異色のコラボの第2回演奏会に(第1回に引き続き)行って来ました。
今回は、ゲストとしてフルートの松木さやさんを加え、より鮮やかな音楽を届けたいと言うことでした(山水さん談)

#01、演奏会ちらし(ネットにアップされたもの)
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コンサート名:KOTO×PIANO vol./演奏:琴・・・山水美樹さん、PIANO・・・正住(しょうじゅう)真智子さん+フルート・・・松木さやさん/演奏会場:やなか音楽ホール/開演17時30分

#02、演奏会場・・・やなか音楽ホール
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やなか音楽ホール=台東区谷中3-23-8(左のコンクリートの建物)
JR西日暮里駅から西方へ徒歩4分。道灌山下交差点そばの”よみせ通り”に面しています。

#03、音楽ホール入口
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#04、ホール内全景(ほぼ180°のパノラマ写真)
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開演5分前・・・大盛況で満席でした。ステージは珍しい円形ステージです。演奏者の方は、立ち位置決めで若干苦労した由

#05、プログラム
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注)プログラム中の1、2、3・・・はきたろうが付記したものです。

今回の演奏会の(裏の)テーマは、花鳥風月とのことでした。花・・・2曲目、6曲目、8曲目(紅葉)。鳥・・・7曲目。風・・・1曲目、月・・・4曲目。

#06、演奏中(演奏者のface bookのタイムラインからお借りしました)
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●この演奏会は、元々琴(山水さん)とピアノ(正住さん)という異色のコラボの演奏会です。今回、フルートの松木さんはゲスト出演という形での参加です。

●KOTO×PIANO結成のきっかけ・・・
「私(山水)と正住さんは、藝大の同級生ですが、邦楽とピアノでは、実際、それほど学内での接点はありません。教職課程で一緒になりそれがきっかけで一緒に演奏するようになりました。」(山水さん談)

●松木さやさん・・・昨年の日本音楽コンクール(若手音楽家の登竜門のコンクールで最も有名なコンクール)で優勝した演奏家です。彼女のフルートの音色は、上品で、深みがある音色でとても魅力的でした。

●演奏5番目の「泉」は宮城道雄さんが亡くなる2年ほど前に作曲した曲です。尺八と琴の曲で尺八と琴では良く演奏されます。今回、フルートと琴で演奏しましたが、フルート部の楽譜がなかったので、松木さんが耳コピして譜面にしたそうです。

●演奏8番目の「真紅の飛翔」について・・・
新曲「真紅の飛翔」は、秋めく奈良の山々を幻の鹿たちが駆け抜け、山も谷も風も空もあっという間に真紅の紅葉に染まり狂うというイメージとのこと。同級生の佐原詩音さんに委嘱した曲で、今回が初演。(現代邦楽という分野の音楽と思われます)

 この演奏を聞いて・・・きたろうは、今まで、琴で、激しい荒々しい表現や鋭い音を出すなんてことは考えもしていませんでした。今回は、認識を改めさせられました。感銘しました。

#07、作曲家・佐原詩音さん挨拶(演奏家さんのface bookタイムラインよりお借りしました)
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アンコール曲演奏のあと、「真紅の飛翔」作曲家の佐原詩音(しおん)さんが挨拶されました。佐原さんは、山水さん正住さんと同級生で、お二人からの委嘱でこの曲を作曲したとのことでした。

#08、素敵な演奏ありがとうございました(*^_^*)
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KOTO×PIANO第3回演奏会開催期待しています!!
左から正住 真智子さん(Pf)、松木さやさん(Fl)、山水美樹さん(琴)、佐原詩音さん(作曲家)

#09、記念撮影(2)
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#10、記念撮影(3)(演奏家さんのface bookタイムラインよりお借りしました)
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中央・・・マネジメント・菊川こまきさんを加えて撮影。

#11、コンサート終了
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終演は19時20分頃でした。

以下、演奏家さんのプロフィールを掲載します。

●KOTO/山水美樹(雅楓)
東京都出身。幼少よりピアノ、打楽器、筝、三絃、十七絃と幅広いジャンルの音楽に触れて育つ。
平成19年度生田流正派准師範試験首席登第。
東京馨術大学内にて稀音家浄観賞受賞、アカンサス音楽賞受賞。これまでに宮本幸子(雅都貴)、大久保雅礼、下平波留美(野沢雅世)の各氏に師事。東京馨術大学音楽部邦楽科生田流筝曲専攻を経て同大学院脩士課程に在学中。

●PIANO/正住真智子
兵庫県出身。全日本学生音楽コンクー大阪大会高校の部第3位。
東京馨術大学内でアリアドネ・ムジカ賞、アカンサス音楽賞、馨大クラヴィーア賞、同声会賞を受賞。
これまでに渡辺純子、鳥居知行、芹澤佳司、角野裕の各氏に師事。東京藝術大学音楽部器楽科ピアノ専攻を経て同大学院修士課程に在楽中。

●FRUTE/松木さや
第29回日本管打楽器コンクールフルート部門1位
第23回日本木管コンクールフルート部門第1位
第82回日本音楽コンクールフルート部門第1位
岩谷賞(聴衆賞)、加藤賞、吉田賞、E.ナカミチ賞受賞
これまでに二籐部裕一、佐野悦郎、金昌国、高木綾子、神田寛明氏に師事
 現在、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程2年に在学中。

●COMPOSER/佐原詩音
 東京藝術大学音楽学部作曲家2013年卒。
これまでに作曲を石原真、夏田昌和、安良岡章夫、福士則夫、鈴木純明の各氏に師事。ピアノを谷合干文氏に師事。
室内楽からオーケストラ作品など多数発表。12月には東京、大阪.金沢にて個展を開催予定。
作編曲、音楽理論、ピアノ演奏など。後進の指導から現代音楽と社会の関わりまで。幅広く探求と活動を繰り広げる。
新進気鋭の作曲家集団AVANCEのメンバー。
END


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見れた!!皆既月食 [ニュース]

2014/10/08(水) 取材

今日は月食というのは知っていましたが、元来月食にはあまり興味がなく、家の中にひきこもっていました。
TVのニュースを見ていたら、月食が進んでいる映像を放映していました。雲が全く見当たらず、月食観測には好条件の様でした。
急遽、皆既月食の写真を撮ることにしました。

#01、月食進行中(18時49分)
184904P1030358B.jpg
カメラの設定をオートで撮ると、月は真っ白になってしまいます。EVシフトをマイナス2にし、ISO感度をいろいろと変えたら、なんとか月の海が写りました。
左下が、地球の影です。この影の円弧を延長すると、地球の大きさがわかるわけで、そうして見ると、月に比べると、地球はかなり大きいことがわかります。

#02、皆既月食(19時34分)
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皆既月食になったら、今度は露光不足で、ピントがぜんぜん合いません。
ピントが甘いままで撮影しました。
また、手持ちなので、手ぶれも加わりましたが、最も良く撮れたものをアップしました。
月の上の方が明るいので、まだ皆既には至っていないようです。
月面は、赤茶色で火星のような色でした。
月面が暗いなりに、うさぎの餅つきはわかりました。暗い月面でのうさぎの餅つきも一興でした(*^_^*)
END

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散歩会、武相荘(旧白洲次郎の居宅)の見学 [散歩会]

2014/10/04(土) 取材

町田市能ヶ谷にある武相荘(ぶあいそう)に行って来ました。(最寄駅は、小田急線鶴川駅)

武相荘は、白洲次郎が昭和18年から、妻の正子さんと住んだ家です。
白洲次郎は、戦後、吉田茂首相に請われてGHQとの折衝にあたりましたが、GHQ側の印象は「従順ならざる唯一の日本人」と言われたように、敗戦した日本のなかで、日本人の誇りをたもった、骨のある人物です。
 同時に、「最初にGパンを穿いた日本人」ともいわれ、ダンディな男でもありました。
数年前、NHKのドラマに取り上げられ、一般大衆に広く知られるようになりました。

#00、武相荘パンフレット表紙他
#00Bパンフレット.jpg
パンフレットの表紙は、長屋門の手前から母屋を望む写真を掲載しています。
 またパンフレット三つ折りの、内側の扉に、次郎の娘さんの「ごあいさつ」(#00の右半分)が掲載されていますが、その一部をテキストでも表示します。
                
「<白洲邸武相荘オープンにあたって>父・白洲次郎は、昭和十八年(1943)に鶴川に引越して来ました当時より、すまいに『武相荘』と名付け悦にいっておりました。武相荘とは,武蔵と相模の境にあるこの地に因んでまた、彼独特の一捻りしたいという気持から無愛想をかけて名づけたようです。

<中略>

 六十年近く一度も引越しもせず、幸か不幸か生来のよりよくする以外現状を変えたくない、前だけ見て暮したいという母親の性格のせいか武相荘は、それを取りまく環境を含めほとんど変っておりません。
 このたびいろいろな方々の御力添えによって、過ぎ去っていった時代を皆様にも偲んで頂きたく、旧白洲邸武相荘を2001年10月にオープンいたしました。         牧山桂子」

#01、武相荘入口(1)
#01旧白洲邸入口P1030339.jpg
現在、駐車場と武相荘入口は、敷地の西側にあります。以前入口は敷地の東側にありました。今年の6月に駐車場を設置しましたが、これに伴って、入口も西に移動したようです。

#02、武相荘入口(2)
#02門P1030340.jpg
武相荘の駐車場の入り口は、牧山家(※)の入り口でもある。

※白洲次郎の娘の牧山桂子さんと旦那さんは武相荘の西側の別棟に住んでおられます。

#03、武相荘入口(3)
#03内門P1030341.jpg
駐車場の東側の出入口。

#04、武相荘へのアプローチ
#04アプローチP1030342.jpg


#05、チケット売り場から長屋門を望む
#05旧馬小屋P1030355.jpg
武相荘は、農家を買い取り、改築して住んだとのこと。門の左手前は、現在、車庫と休憩所になっているが、かつては、馬小屋や農具置場に使われたものと思われます。

#06、次郎の愛車と同型車
#06愛車と同型車P1030343.jpg
この車は、1916年型ペイジSix-38という車で、次郎が17歳のときから乗りまわしていた愛車の同型車である。
ヴィンテージカーを展示している「ワクイイミュージアム」のご厚意で、ゆかりのある武相荘で展示している由。

※車の左の説明パネルの文章は、光の反射で読みずらいですが、分かる限り読み込んだ文章を、文末に掲示しました。

#07、同上運転席
#07P1030344.jpg
クラシックカーに詳しくないので、ハンドルの内側の楕円形のミニハンドルと右手の上向きのレバーが何の操作に使われるのか分からなかった。

#08、同上右から撮影
#08P1030352.jpg


#09、長屋門
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長屋門の右側の建物は、第2ギャラリー。

#10、お茶処
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9月からお茶処は改装工事の為、暫く、休みとのこと。
右側に一寸見える建物は第2ギャラリーで高床式建物です。

#11、母屋と第一ギャラリー
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左の建物が母屋で、右の建物の1階が第1ギャラリーとなっています。第1ギャラリーはビデオサロンとなっています。

#12、母屋(東側から撮影)
#12P1030346.jpg
母屋は、茅葺です。

#13、母屋(正面から撮影)
#13P1030347.jpg


#14、書斎
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室内は、書斎のみ撮影OKで、その他のところは、撮影禁止でした。
その他の部屋には、食器や着物が展示されていました。

#15、散策路
#15P1030349B.jpg
建物の西側が小山になっていて、そこに周回路つけられていて、散策出来るようになっています。

数年前、白洲次郎のドラマが放映されていた頃は、多数の見学者があったそうです。この日は土曜日の午前中でしたが、来客は、我々を含め3組ほどで、じっくり見学出来ました。入場料は1,050円です。
 白洲次郎ファンの方、古民家ファンの方、是非訪れてみてください。
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展示車の説明文の解読結果
1916 PAIGE  Six-38 5-Passenger Car by Fleetwood
フリートウッド製5座席ツーリングカー

英国ケンブリッジ大学に留学する以前、神戸一中■■■■■■17歳の■■■■■■白洲■■■初め■買い与え■■■■■■■。

  同型車Six-38は、1915年大型口気筒モデル"Six一■■の縮小版で、主にオーナードライバー(運転手つきでなく)向けに制作されたモデルです。エンジンは水冷直列6気筒の3.7リッターを搭載しボディはのちにキャデラックと■■な■■をもつことになる名門ボディエ房フリートウッドが製作したもので■■■■■■スポーティな■■■て。

 そして当時としてはかなりモダーンなスタイル■■■■2008~9年に放映されたNHKドラマスペシャル■■■■■次郎出演のために、英国の名門クラブ"ヴィンテージ・スポーツカー・クラ■■■■■■■■■■■もの。車輪などのごく一部の例外を除いては、神戸時代の次郎が愛用していた■■■とほぽ同一の仕様となっており、少年期の次郎が当時最先端のモータリズムに惹かれた時代の息吹を生き生きと■■させる一台と言えます。

  この展示車は、白洲次郎が英国留学時代(1934~28年)に実際に愛用していた1924年型ベントレー■リッターと■■■吉田茂元首相が愛用していた1937Rolls-Royce25/30HPSporto Saloon等貴重なヴィンテージカーを展示していることでも知られる埼玉・加須「ワクイミュージアム」のご厚意により展示しています。

注)■・・・パネル面の光の反射で判読不能な部分(文字数も正確では無い)
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