散歩会、武相荘(旧白洲次郎の居宅)の見学 [散歩会]
2014/10/04(土) 取材
町田市能ヶ谷にある武相荘(ぶあいそう)に行って来ました。(最寄駅は、小田急線鶴川駅)
武相荘は、白洲次郎が昭和18年から、妻の正子さんと住んだ家です。
白洲次郎は、戦後、吉田茂首相に請われてGHQとの折衝にあたりましたが、GHQ側の印象は「従順ならざる唯一の日本人」と言われたように、敗戦した日本のなかで、日本人の誇りをたもった、骨のある人物です。
同時に、「最初にGパンを穿いた日本人」ともいわれ、ダンディな男でもありました。
数年前、NHKのドラマに取り上げられ、一般大衆に広く知られるようになりました。
#00、武相荘パンフレット表紙他
パンフレットの表紙は、長屋門の手前から母屋を望む写真を掲載しています。
またパンフレット三つ折りの、内側の扉に、次郎の娘さんの「ごあいさつ」(#00の右半分)が掲載されていますが、その一部をテキストでも表示します。
「<白洲邸武相荘オープンにあたって>父・白洲次郎は、昭和十八年(1943)に鶴川に引越して来ました当時より、すまいに『武相荘』と名付け悦にいっておりました。武相荘とは,武蔵と相模の境にあるこの地に因んでまた、彼独特の一捻りしたいという気持から無愛想をかけて名づけたようです。
<中略>
六十年近く一度も引越しもせず、幸か不幸か生来のよりよくする以外現状を変えたくない、前だけ見て暮したいという母親の性格のせいか武相荘は、それを取りまく環境を含めほとんど変っておりません。
このたびいろいろな方々の御力添えによって、過ぎ去っていった時代を皆様にも偲んで頂きたく、旧白洲邸武相荘を2001年10月にオープンいたしました。 牧山桂子」
#01、武相荘入口(1)
現在、駐車場と武相荘入口は、敷地の西側にあります。以前入口は敷地の東側にありました。今年の6月に駐車場を設置しましたが、これに伴って、入口も西に移動したようです。
#02、武相荘入口(2)
武相荘の駐車場の入り口は、牧山家(※)の入り口でもある。
※白洲次郎の娘の牧山桂子さんと旦那さんは武相荘の西側の別棟に住んでおられます。
#03、武相荘入口(3)
駐車場の東側の出入口。
#04、武相荘へのアプローチ
#05、チケット売り場から長屋門を望む
武相荘は、農家を買い取り、改築して住んだとのこと。門の左手前は、現在、車庫と休憩所になっているが、かつては、馬小屋や農具置場に使われたものと思われます。
#06、次郎の愛車と同型車
この車は、1916年型ペイジSix-38という車で、次郎が17歳のときから乗りまわしていた愛車の同型車である。
ヴィンテージカーを展示している「ワクイイミュージアム」のご厚意で、ゆかりのある武相荘で展示している由。
※車の左の説明パネルの文章は、光の反射で読みずらいですが、分かる限り読み込んだ文章を、文末に掲示しました。
#07、同上運転席
クラシックカーに詳しくないので、ハンドルの内側の楕円形のミニハンドルと右手の上向きのレバーが何の操作に使われるのか分からなかった。
#08、同上右から撮影
#09、長屋門
長屋門の右側の建物は、第2ギャラリー。
#10、お茶処
9月からお茶処は改装工事の為、暫く、休みとのこと。
右側に一寸見える建物は第2ギャラリーで高床式建物です。
#11、母屋と第一ギャラリー
左の建物が母屋で、右の建物の1階が第1ギャラリーとなっています。第1ギャラリーはビデオサロンとなっています。
#12、母屋(東側から撮影)
母屋は、茅葺です。
#13、母屋(正面から撮影)
#14、書斎
室内は、書斎のみ撮影OKで、その他のところは、撮影禁止でした。
その他の部屋には、食器や着物が展示されていました。
#15、散策路
建物の西側が小山になっていて、そこに周回路つけられていて、散策出来るようになっています。
数年前、白洲次郎のドラマが放映されていた頃は、多数の見学者があったそうです。この日は土曜日の午前中でしたが、来客は、我々を含め3組ほどで、じっくり見学出来ました。入場料は1,050円です。
白洲次郎ファンの方、古民家ファンの方、是非訪れてみてください。
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展示車の説明文の解読結果
1916 PAIGE Six-38 5-Passenger Car by Fleetwood
フリートウッド製5座席ツーリングカー
英国ケンブリッジ大学に留学する以前、神戸一中■■■■■■17歳の■■■■■■白洲■■■初め■買い与え■■■■■■■。
同型車Six-38は、1915年大型口気筒モデル"Six一■■の縮小版で、主にオーナードライバー(運転手つきでなく)向けに制作されたモデルです。エンジンは水冷直列6気筒の3.7リッターを搭載しボディはのちにキャデラックと■■な■■をもつことになる名門ボディエ房フリートウッドが製作したもので■■■■■■スポーティな■■■て。
そして当時としてはかなりモダーンなスタイル■■■■2008~9年に放映されたNHKドラマスペシャル■■■■■次郎出演のために、英国の名門クラブ"ヴィンテージ・スポーツカー・クラ■■■■■■■■■■■もの。車輪などのごく一部の例外を除いては、神戸時代の次郎が愛用していた■■■とほぽ同一の仕様となっており、少年期の次郎が当時最先端のモータリズムに惹かれた時代の息吹を生き生きと■■させる一台と言えます。
この展示車は、白洲次郎が英国留学時代(1934~28年)に実際に愛用していた1924年型ベントレー■リッターと■■■吉田茂元首相が愛用していた1937Rolls-Royce25/30HPSporto Saloon等貴重なヴィンテージカーを展示していることでも知られる埼玉・加須「ワクイミュージアム」のご厚意により展示しています。
注)■・・・パネル面の光の反射で判読不能な部分(文字数も正確では無い)
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END
町田市能ヶ谷にある武相荘(ぶあいそう)に行って来ました。(最寄駅は、小田急線鶴川駅)
武相荘は、白洲次郎が昭和18年から、妻の正子さんと住んだ家です。
白洲次郎は、戦後、吉田茂首相に請われてGHQとの折衝にあたりましたが、GHQ側の印象は「従順ならざる唯一の日本人」と言われたように、敗戦した日本のなかで、日本人の誇りをたもった、骨のある人物です。
同時に、「最初にGパンを穿いた日本人」ともいわれ、ダンディな男でもありました。
数年前、NHKのドラマに取り上げられ、一般大衆に広く知られるようになりました。
#00、武相荘パンフレット表紙他
パンフレットの表紙は、長屋門の手前から母屋を望む写真を掲載しています。
またパンフレット三つ折りの、内側の扉に、次郎の娘さんの「ごあいさつ」(#00の右半分)が掲載されていますが、その一部をテキストでも表示します。
「<白洲邸武相荘オープンにあたって>父・白洲次郎は、昭和十八年(1943)に鶴川に引越して来ました当時より、すまいに『武相荘』と名付け悦にいっておりました。武相荘とは,武蔵と相模の境にあるこの地に因んでまた、彼独特の一捻りしたいという気持から無愛想をかけて名づけたようです。
<中略>
六十年近く一度も引越しもせず、幸か不幸か生来のよりよくする以外現状を変えたくない、前だけ見て暮したいという母親の性格のせいか武相荘は、それを取りまく環境を含めほとんど変っておりません。
このたびいろいろな方々の御力添えによって、過ぎ去っていった時代を皆様にも偲んで頂きたく、旧白洲邸武相荘を2001年10月にオープンいたしました。 牧山桂子」
#01、武相荘入口(1)
現在、駐車場と武相荘入口は、敷地の西側にあります。以前入口は敷地の東側にありました。今年の6月に駐車場を設置しましたが、これに伴って、入口も西に移動したようです。
#02、武相荘入口(2)
武相荘の駐車場の入り口は、牧山家(※)の入り口でもある。
※白洲次郎の娘の牧山桂子さんと旦那さんは武相荘の西側の別棟に住んでおられます。
#03、武相荘入口(3)
駐車場の東側の出入口。
#04、武相荘へのアプローチ
#05、チケット売り場から長屋門を望む
武相荘は、農家を買い取り、改築して住んだとのこと。門の左手前は、現在、車庫と休憩所になっているが、かつては、馬小屋や農具置場に使われたものと思われます。
#06、次郎の愛車と同型車
この車は、1916年型ペイジSix-38という車で、次郎が17歳のときから乗りまわしていた愛車の同型車である。
ヴィンテージカーを展示している「ワクイイミュージアム」のご厚意で、ゆかりのある武相荘で展示している由。
※車の左の説明パネルの文章は、光の反射で読みずらいですが、分かる限り読み込んだ文章を、文末に掲示しました。
#07、同上運転席
クラシックカーに詳しくないので、ハンドルの内側の楕円形のミニハンドルと右手の上向きのレバーが何の操作に使われるのか分からなかった。
#08、同上右から撮影
#09、長屋門
長屋門の右側の建物は、第2ギャラリー。
#10、お茶処
9月からお茶処は改装工事の為、暫く、休みとのこと。
右側に一寸見える建物は第2ギャラリーで高床式建物です。
#11、母屋と第一ギャラリー
左の建物が母屋で、右の建物の1階が第1ギャラリーとなっています。第1ギャラリーはビデオサロンとなっています。
#12、母屋(東側から撮影)
母屋は、茅葺です。
#13、母屋(正面から撮影)
#14、書斎
室内は、書斎のみ撮影OKで、その他のところは、撮影禁止でした。
その他の部屋には、食器や着物が展示されていました。
#15、散策路
建物の西側が小山になっていて、そこに周回路つけられていて、散策出来るようになっています。
数年前、白洲次郎のドラマが放映されていた頃は、多数の見学者があったそうです。この日は土曜日の午前中でしたが、来客は、我々を含め3組ほどで、じっくり見学出来ました。入場料は1,050円です。
白洲次郎ファンの方、古民家ファンの方、是非訪れてみてください。
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展示車の説明文の解読結果
1916 PAIGE Six-38 5-Passenger Car by Fleetwood
フリートウッド製5座席ツーリングカー
英国ケンブリッジ大学に留学する以前、神戸一中■■■■■■17歳の■■■■■■白洲■■■初め■買い与え■■■■■■■。
同型車Six-38は、1915年大型口気筒モデル"Six一■■の縮小版で、主にオーナードライバー(運転手つきでなく)向けに制作されたモデルです。エンジンは水冷直列6気筒の3.7リッターを搭載しボディはのちにキャデラックと■■な■■をもつことになる名門ボディエ房フリートウッドが製作したもので■■■■■■スポーティな■■■て。
そして当時としてはかなりモダーンなスタイル■■■■2008~9年に放映されたNHKドラマスペシャル■■■■■次郎出演のために、英国の名門クラブ"ヴィンテージ・スポーツカー・クラ■■■■■■■■■■■もの。車輪などのごく一部の例外を除いては、神戸時代の次郎が愛用していた■■■とほぽ同一の仕様となっており、少年期の次郎が当時最先端のモータリズムに惹かれた時代の息吹を生き生きと■■させる一台と言えます。
この展示車は、白洲次郎が英国留学時代(1934~28年)に実際に愛用していた1924年型ベントレー■リッターと■■■吉田茂元首相が愛用していた1937Rolls-Royce25/30HPSporto Saloon等貴重なヴィンテージカーを展示していることでも知られる埼玉・加須「ワクイミュージアム」のご厚意により展示しています。
注)■・・・パネル面の光の反射で判読不能な部分(文字数も正確では無い)
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END
2014-10-07 06:39
nice!(30)
コメント(2)
白州次郎にそれ程詳しい訳では無いのですが、ほんとにかっこいい
人だなあと思っていました。
ドラマが始まる前だったと思うのですが、行ってきました。
出口がユニクロ側だったときです。
食事も予約して頂きました。
また行きたいなと思って居るうちに数年経ち…一緒に行った
叔母も天国に住むようになりました。
お茶所が再開した頃また行きたいですね。
多分白州次郎さんはうちの祖父の上司だったと思いますが…
祖父は私の生まれる前に亡くなったので残念です。
by rinco (2014-10-08 11:00)
rincoさんコメントありがとうございます^-^
春夏秋冬で、建物の中の展示物を変えているようです。
前回行った時と違う季節にまた行かれたら如何でしょうか?
by きたろう (2014-10-08 19:21)