第26回、広重・名所江戸百景「鎧の渡し小網町」( 夏46景)(その3)(完) [広重・名所江戸百景]
名所江戸百景「鎧の渡し小網町」で広重の描いた視点と同視点から見た景色を写真に収めるというのが、本シリーズのテーマです。前回から、若干間が空いてしまったので、その1、その2を振り返って見ます。
#10、名所江戸百景「鎧の渡し小網町」広重の視点の解析
#10の中央の絵及び右側の写真(ストリートビュー)はどちらも、小網町側から旧松平家の屋敷、または現東京証券取引所方向を見たものです。
結局、この絵と写真の解析で、広重は、松平家の東の石垣の外、日本橋川・川岸の百本杭のところから描いたという結論に達しました。ただ、実際にこの場所に舟を浮かべて描いたというより、広重の得意とする、ありえない場所から想像で書いたものと思われます。
#11、広重の視点の解析(やや上流からの画像)
広重の視点の解析で、#10に対し、やや上流から且つ、やや拡大した画像上に、桟橋に立つ女性と広重を合成した画像を作ってみました。
きたろうが、この場所から写真を撮るということは、舟をチャーターしなければならず、きたろうには負担が大きすぎるので断念しました。と、ここで終わってしまったのでは、もやもや感が残るので、すでに登場していますが、Googleのストリートビューを利用し、現代版「鎧の渡し小網町」の視点を再現して見ました。
#12、「鎧の渡し小網町」広重の視点の再現
この写真で、丁度、橋の欄干が水面で反射し虚像を作っているところ辺りが、旧鎧の渡しの舟の航路になっていると思われます。
本シリーズでの広重の視点の再現を、きたろうの実写写真で再現するというのがモットーですが、今回は、ストリートビューの利用を余儀なくされました。
ここで、余興的に、広重の描いた、桟橋に立つ女性を、この写真の中に登場させて見ました。
#13、現代版鎧の渡し小網町
ありえない景色の再現ですが、意外と違和感を感じませんでした。
今回は、登場した女性も川の景色も、きたろうの実写ではありませんでしたが、次回は、何とか実写で、広重の視点での画像を再現したいと思っています。
END
#10、名所江戸百景「鎧の渡し小網町」広重の視点の解析
#10の中央の絵及び右側の写真(ストリートビュー)はどちらも、小網町側から旧松平家の屋敷、または現東京証券取引所方向を見たものです。
結局、この絵と写真の解析で、広重は、松平家の東の石垣の外、日本橋川・川岸の百本杭のところから描いたという結論に達しました。ただ、実際にこの場所に舟を浮かべて描いたというより、広重の得意とする、ありえない場所から想像で書いたものと思われます。
#11、広重の視点の解析(やや上流からの画像)
広重の視点の解析で、#10に対し、やや上流から且つ、やや拡大した画像上に、桟橋に立つ女性と広重を合成した画像を作ってみました。
きたろうが、この場所から写真を撮るということは、舟をチャーターしなければならず、きたろうには負担が大きすぎるので断念しました。と、ここで終わってしまったのでは、もやもや感が残るので、すでに登場していますが、Googleのストリートビューを利用し、現代版「鎧の渡し小網町」の視点を再現して見ました。
#12、「鎧の渡し小網町」広重の視点の再現
この写真で、丁度、橋の欄干が水面で反射し虚像を作っているところ辺りが、旧鎧の渡しの舟の航路になっていると思われます。
本シリーズでの広重の視点の再現を、きたろうの実写写真で再現するというのがモットーですが、今回は、ストリートビューの利用を余儀なくされました。
ここで、余興的に、広重の描いた、桟橋に立つ女性を、この写真の中に登場させて見ました。
#13、現代版鎧の渡し小網町
ありえない景色の再現ですが、意外と違和感を感じませんでした。
今回は、登場した女性も川の景色も、きたろうの実写ではありませんでしたが、次回は、何とか実写で、広重の視点での画像を再現したいと思っています。
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