さだまさしミュージアム見学記Ⅳ(完)(木内ギャラリーの見学) [イベント情報]

2015/7/15(水) 取材

さだまさしミュージアムは、二つの会場で開催されています。先日、芳澤ガーデンギャラリーでの展示の様子について報告いたしました。
今回は、木内ギャラリーでの展示について報告いたします。

#01、さだまさしさん
#01さだまさし画像B.jpg
※この写真はネットから転載したもので、さだまさしミュージアムとは関係ありません。

#02、木内ギャラリー(東側面)
#02木内ギャラリー東側P1070446.jpg


#03、木内ギャラリー(西側面)
#03木内ギャラリー西側AP1070431.jpg


#04、木内ギャラリー・玄関
#04木内ギャラリー玄関P1070439B.jpg
さだまさしミュージアムの全体(芳澤ガーデンギャラリー&木内ギャラリー)と、木内ギャラリー固有の展示内容のご案内(ちらし裏面より転載)
●さだまさしミユージアム
 国民的アーティストとして活躍するさだまさしは、中学入学と同時にヴァイオリン修行のため単身上京し、東京葛飾での下宿生活を経て、中学3年生からの約20年間を市川市で過ごしました.青春の思い出の地市川は、まさに長崎に次ぐ第二の故郷であり、シンガー・ソングライターとしての出発点であるといっても過言ではないでしょう。
 本展では、歌手、小説家、パーソナリティー…といった多方面にわたる活躍のようすを《写真館》《美術館》《文学舘》《映画館》《音楽館》という5つのコーナーに分けて紹介いたします。
      
【芳澤ガーデンギャラリー】では、本人直筆の譜面・・・・<中略>・・・
     
【木内ギャラリー】では映画資料やポスター、レコードジャケットを展示。監督作品「長江」のフィルムから制作されたドキュメンタリー番組「你好!中国」の上映や「さだまさし・ジュークボックス」によるレコード演奏も楽しめます。
 
さだまさしの歌や小説に導かれながら、市川の街を散策されてはいかがでしょうか。
※きたろう注)木内ギャラリーでは、5つの展示コーナーの内、「映画館」、「音楽館」を展示しています。

さだまさしミュージアム《映画館》詳細案内(館内案内パネルより転載)
さだまさしさんの祖父佐田繁治さんは、島根県浜田市の豪農の家に育ち、若槻礼次郎内閣の時には商工大臣秘書官を務めた人物です。戦前中国に渡り、当時、島根の実家に宛てた手紙には「四川に日本人は私一人です」と書かれていました。
中学2年生の時にこの手紙を見たさださんは、その筆跡が自分の字によく似ていることに驚きました。 この経験こそが、中国大陸に強<憧れるきっかけとなったのです。
 27歳の時、「長江の最初のー滴が見たい」という一途な思いから、ドキュメンタリー映画「長江」が制作されました。
現地の事情により最初の一滴に辿り着くことは叶いませんでしたが、約35年前、世界で初めて長江流域を撮影した映像は、今では大変貴重な資料となっています。
【さだまさし映画館】では、長江流域の歴史や文化を訪ね、ほとりに暮らす人びとを収めたドキュメント作品「你好!中国」を、今回再編集し上映するとともに、中国で撮影された貴重な写真も展示しています。市川にゆかりのある郭沫若の書を見上げるさださんの姿も必見です
※きたろう注)この映画の制作で、さださんは数十億円という莫大な借金を負うことになりましたが、この点は全く触れられていませんでした。

#05、你好!中国ダイジェスト版上映時間
#05映画映写時間案内P1070439A.jpg
※但し、この写真は芳澤ガーデンギャラリーで撮影したものです。

当日、10時40分頃入館しましたが、さだまさし監督作品「你好!中国」の①が始まっていたので、即それを視聴しました。

#06、さだまさしの映画「你好!中国 ① 青春ああ青春(31分)」イメージ
#06中国雑技団.jpg
※本写真は、ネットからの転載で、本映画の一シーンではありません。

映画、「你好!中国 ① 青春ああ青春」は途中から見ましたが、「京劇」及び「中国雑技団」に所属する、若者を取材したものです。後半・見た範囲内では、若者が自分の演技を練習する風景が主でした。
トップスターになれるのは、所属する若者のうちのほんの一握りだけですが、トップスターをめざし、日々の練習する姿を描いたドキュメンタリーです。
 彼らに要求される、体のしなやかさは20歳がピークで、それ以降は下降の一途をたどります。それまでにトップスターにならなかった者は、20歳前後で引退を余儀なくされます。
20歳を過ぎてもまだ脇役を演じているある若者の悩みにもスポットが当てられていました。

#07、廊下には、さださんが監督&出演した映画のポスターの数々が展示されていました。
#07木内ギャラリー廊下P1070419.jpg


#08、さだまさし「音楽館」展示室
#08木内ギャラリー書斎P1070415C.jpg
旧木内邸で「書斎」だった部屋。

さだまさし音楽館案内パネル(文章)
1972年(昭和47年)、故郷長崎で、高校時代の音楽仲間吉田政美さんとフォークデュオ「グレープ」が結成されました.翌年には上京し、初のシングル「雪の朝」でプロデヒューを果たします。2作目の「精霊流し」が大ヒットするとグレープは時代の寵児となりますが、さださんが体調を崩したことにより、惜しまれながら3年間の活動に終止符を打ちました。
 1976年(昭和51年)にソロでデビューしてからは「雨やどり」「関白宣言」「親父の一番長い日」などヒット曲を連発し、ドラマ「北の国から」の音楽を担当したことにより、国民的なアーティストとして広く認められるようになります。
 2012~2013年にデビュー40周年記念コンサートを開催、2013年夏にはソロコンサート4000回という前人未到の記録を打ち立てました。その軽妙な語り口により、幅広いファンを持つことも世間によく知られています。
 【さだまさし音楽館】では、歌謡大賞のトロフィーや直筆の楽譜、歌詞といった貴重な資料と、レコードジャケット等を展示しています。豊富なレコードを内蔵した「さだまさしジュークボックス」によるBGMも是非お楽しみください。


#09、展示されていたジュークボックス(同型機)
#09ジュークボックスP1070405B.jpg
※本写真は、展示ジュークボックスと同型機の写真をネット上から転載したもので、展示ジュークボックスの写真ではありません。

#10、同上拡大写真
#10ジュークボックス・メカニズムP1070407.jpg

映画①の終了後、次の映画が始まるまで、ジュークボックスで、自分で選んだ曲及び他のお客様が選んだ曲を聞きました。
最近、出回っているジュークボックスは、音源にCDを使った復刻品がほとんどですが、展示してあったものは、アナログレコード使用の貴重な本物でした。しかも、使用レコードは昔懐かしいドーナツ盤でした。

次の曲を聞きました。
交響楽/北の国から/雨宿り(ライブ版)/虹がかかったら/案山子/檸檬/道化師のソネット
※ジュークボックス使用料は無料です。

#11、旧木内邸「ベランダ」部分の展示
#11木内ギャラリー北東の部屋P1070429.jpg

映画プログラム②が始まったので、それを見ました。

#12、さだまさしの映画「你好!中国 ②不思議国の田園(31分)」(イメージ)
#12映画・農村の結婚式イメージ.jpg
※本写真は、ネットからの転載で、本映画の一シーンではありません。
映画の主なシーンを列挙すると:田園風景/川での洗濯風景/ハスの実の収穫・ミカンの収穫風景/赤ちゃん御七夜の行事/農家の結婚式風景等・・・

#13、廊下の展示
#13木内ギャラリー廊下P1070417C.jpg

映画②終了後、また、ジュークボックスで曲を聞きました。

とてもちいさなまち/生々流転/北の国から/春女苑/無縁坂/精霊流し/交響楽/カーテンコール

#14、さだまさしの映画「你好!中国 ③古都・成都 (34分)」(イメージ)
#14映画成都の食堂(イメージ).jpg
※本写真は、ネットからの転載で、本映画の一シーンではありません。

映画の主なシーン:野生のパンダ探し/成都の街並/機織りの様子/動物園・パンダ/成都市内のある一家の生活(取材)/さださんが市場で買い物(食糧品)/大衆大食堂/喫茶店

#15、木内ギャラリー北西側から撮影
#15木内ギャラリーP1070437.jpg

映画プログラム④の視聴は割愛しました。
この日は、平日にもかかわらず、40歳以上の女性を中心に、結構賑わいました。
きたろうは、10時40分から、約3時間30分、木内ギャラリーに滞在しましたが、映画を見て、音楽を聞いて・・・と、さだまさしの世界にどっぷり漬かりました。

さだまさしミュージアムの(シリーズ)レポートはこれで終了です。

本展示会の会期は7月26日(日)迄です。お時間のある方、ご覧になっては如何でしょうか?
(入館料:一般500円(2館で)、65歳以上400円)

END


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