県内最大の木造大日如来坐像・年に一度の御開帳(千葉県睦沢町) [きたろう散歩]

2015/02/08(日)取材

「県内最大級木造彫刻坐像の年一度の御開帳」の記事が県の広報に出ていたので、行ってみました。

#01、「県内最大級木造彫刻坐像の年一度の御開帳」の記事
&01県民だよりB.jpg


#02、千葉県長生郡睦沢町妙楽寺(広域地図)
&02妙楽寺地図広域.jpg
木造彫刻坐像(大日如来坐像)は睦沢町の妙楽寺という寺に安置されていますが、その寺の住所は、「千葉県長生郡睦沢町妙楽寺500」と寺の名前そのものが住所という由緒ありそうな場所でした。

#03、あいにくの雨でした。最初、下の地図の①辺りに駐車し、寺へアプローチしました。
&03P1040428.jpg


#04、長生郡睦沢町妙楽寺500(拡大地図)
&04P1040428地図.JPG


#05、男坂の階段を望む
&05P1040430.jpg
この階段を上ろうとしたところ、降りて来た方から「このルート(男坂)は急だし、女坂ルートも滑りやすいところがあり危ないですよ」と声を掛けられた。

#06、県設置の環境保全関係の表示板
&06P1040429.jpg


#07、山頂駐車場から、妙楽寺本堂へ徒歩で向かう
&07P1040431.jpg
男坂、女坂のルートを徒歩で行くのはやめて、車で山頂駐車場③へ向かいました。駐車場は満車で、入るのに30分位かかりました。

#08、#09、早くも梅が咲いていました。
&08P1040432.jpg

&09P1040433.jpg


#10、妙楽寺・鐘楼堂
&10P1040434正.jpg
鐘楼堂の建物はありますが、鐘はありません。

#11、県・町の教育委員会の「大日如来坐像」説明板
&11P1040451.jpg
説明板に、造像年代がはっきりとは書いてないが、平安後期の作らしい。
尚、説明板に記してある文は、テキストに落とし、末尾に示しました。

#12、妙楽寺本堂
&12P1040435正.jpg
大護摩法要は、始まっていました。

#13、「妙楽寺本堂」説明板
&13P1040452.jpg
この本堂は、享保年間に建て替えられた由。
※ここの説明文は、テキスト化していませんので、写真で読んで下さい。

#14、15、大護摩法要
&14P1040439.jpg

&15P1040436正.jpg
参拝者は全員(お布施の額にかかわらず)大護摩法要に参列可能です。

#16、17、18、欄間彫刻も見事です。
&16P1040443.jpg

&17P1040442.jpg

&18P1040441.jpg


#19、20、21、大日如来坐像と護摩法要
&19P1040437.jpg

&20P1040444正.jpg

&21P1040445.jpg


#22、護摩焚きの煙
&22P1040449.jpg


#23、24、25、本堂前庭
&23P1040447.jpg

&24P1040448正.jpg

&25P1040450.jpg
(結構強い)雨にも関わらず、多数の参拝客が訪れていました。やはり、「年に一度の御開帳」という、キャッチ・コピーは効く様である。

#26、男坂下り口
&26P1040453.jpg
実際の感じは、画像で見るより急です。雨だし、手すりも無いし、危険を感じました。(ここは降りずに)右方、山頂駐車場へ向かいました。

#27、妙楽寺山頂駐車場(無料)
&27P1040454.jpg
ここには、20数台駐車可能。この近辺に後2か所駐車場があり全50台駐車可能。

#28、おまけ・・・帰路で休んだ道の駅
&28P1040455.jpg


「大日如来坐像」教育委員会の説明文
重要文化財木造大日如来坐像
     指定年月日 昭和十六年十一月六日
千葉県指定有形文化財
 木造不動明王立像
 木造毘沙門天立像(荒彫)
 木造毘沙門天立像(彩色)
                         .
                 指定年月日:昭和五十年三月二十八日
                 所 在 地:千葉県長生郡睦沢町妙楽寺五〇〇
                                      .
 木造大日如来坐像は胎蔵界の丈六仏で、千葉県内の古彫刻坐像とLて最も大きな仏像です。丸い顔や流麗な衣文に平安時代後期の中央様式が見られる一方、全身黒漆で堂々とした姿は強い印象を与えてくれます。
 光背は華麗な飛天光背で、円相部と光脚は造像時、身光部二体の如来像と大日、音声菩薩を配した周辺部は鎌倉時代の補作と考えられています。材質はカヤ材で 一木造、漆箔、彫眼を施し像高二七九㎝です。
 千葉県指定有形文化財の三体の内、不動明王立像と荒彫毘沙門天立像は、大きい頭部、腰をひねる姿、顔、手、足など細部に共通する点か多く、特に荒彫毘沙門天立像は力強い気風が規れています。彩色毘沙門天立像は天部の一般的な姿であり、四天王像の多門天として作られたと考えられています。材質はカヤ材で、共に一木造、不動明王立像と荒彫毘沙門天立像は素地です。懐高は不動明王立像が一七三㎝、荒彫毘沙門天立像が一八三㎝、彩色毘沙門天立像が一七五㎝です。
                                .
 
平成四年十二月二十五日
                  千葉県教育委員会
 睦沢町教育委員会


END


nice!(26)  コメント(1) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。