金環食観測記(於関越・高坂SA)(注) [ニュース]

2012/05/21取材
2012/05/22アップ

世紀の金環食が見られる日がやってきました。前日から、天気予報に注目していますが、地元の天気は曇との予報でした。北関東は曇り時々晴れの予報なので、早朝3時起きで、関越自動車道高坂SAまでやってきました。

写真#01、高坂SA
#01高坂SAP541.jpg

写真#02、高坂SA下り駐車場から南方向を望む
#02高坂SAより南をSO-NET用5時51分panoP536.jpg
このSAは、下り駐車場と上り駐車場が同じ側(高速道の東側)にあります。写真#02には上り駐車場が写っています。

写真#03、金環食観測には支障のない天気になりました(濃い茶色のサングラス越しに撮影)
#03テスト撮影5時45分P531.jpg

写真#04、カメラマンの皆様
#04世紀の撮影会6時18分P538.jpg
金環食の1時間以上も前ですが、カメラマンの方は準備OKのようです。カメラマンの皆様の機材はたいへん高価そうです。

写真#05、段ボール製ピンホールカメラ
#05ピンホールカメラ(ロング)P556A.jpg
昨日、日食観測専用のメガネを買おうとしたらどこも売り切れでした、急遽段ボールでピンホールカメラを作りこれで観測することにしました。
見栄えが悪く恥ずかしいので、皆さんが観測しているのと反対側に設置しました。
 所が、この粗末な装置が珍しいのか、多数見学者が訪れました。写真を撮って行く方が何名もいらっしゃいました。

写真#06、ピンホールカメラでの日食観測状況
#06ピンホールカメラ(アップ6時54分P542.jpg
こんなふうな感じで見えます(6時54分現在)。太陽は直径1.5cm位の大きさで写りました。
既に、写った太陽の右下の方が欠けています(実際の太陽は右上から欠けて来ています)

#07、ピンホールカメラの映像(部分日食)7時06分
#07ピンホールカメラで写した画像7時06分P547.jpg
ピンホールカメラの底面に写った画像を、ピンホールのあるトップ面側からデジカメで写した写真です。底面の画像は、肉眼では大分欠けた状態ですが、デジカメで写すと画像が明るすぎてハレーションで実際より欠けた状態が少なく見えます。(ピンボケではありません)

#08、ピンホールカメラの映像(金環食)7時34分
#08金環食7時34分P564.jpg
写真07と同様、ピンホールカメラの画像を肉眼で見ると輪が細く見えますが、それをデジカメで撮影するとドーナツの様に太い輪のようにしか写りませんでした。デジカメのISO感度やEV調整をいろいろ調整しましたが見た目通りには写りませんでした(残念)。

#09、ピンホールカメラの映像(金環食終了)7時36分
#09金環食終了7時36分566.jpg
前の2ツの写真同様です。ピンボケの様に写っていますが、肉眼ではちゃんと金環食の終了が分かりました。

#10、部分日食の実写
#10部分日食実写7時40分P569.jpg
日食観測の専用グラスを入手できませんでしたが、手持ちで一番濃い色のサングラスをフィルターにして、ISOの感度を最低に、EV調整を-2にセットして撮影しました。しかし、やはり被写体は明るすぎてハレーショをおこして、うまく写りませんでした。

#11、金環食の最中地上は薄暗くなっていました。
#11地上は薄暗かった7時42分P570.jpg
金環食の最中ふと周りを見ると、すこし薄暗い感じがしました(写真では分かりにくいと思いますが)。空気も先程より、ひんやりとしてきたようです。

#12、世紀の天体ショーは終了しました(7時44分)
#12世紀のショー終了7時44分P571.jpg
金環食は終了しました。部分日食はまだ続いていますが、カメラマン達は、放心状態のようでした。手前のカメラマンのレンズは、もうすでに水平になっていした。
次回の金環食は、18年後北海道でだそうです。

注)当初、本ブログを(上)(下)二話に分割予定でしたが、一話で納めることにしました。


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