クラリネットとピアノで奏でるフランス音楽 [演奏会]

2012/1/27取材
2012/1/28アップ
       

アイリンク・スカイコンサ-トに行って来ました。
今晩の演奏は、クラリネットの米倉森(よねくら もり)さんとピアノの織井香衣(おりい かえ)さんのアンサンブルです。
演奏会場は、タワーズウエストの最上階(45階)の展望室の一角で、演奏者と聴き手の距離は3m程と近接しています。
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クラリネット・米倉森さん(右)、ピアノ・織井香衣さん(左)

きたろうは、一番前で聴きましたが、プロのクラリネットの演奏家の演奏をこんな近くで聴いたのは、初めてです。米倉森さんのクラリネットの音色は、まろやかな低音とつやのあるのびやかな高音とで、今まで、持っていたクラリネットの音色に対するイメージが一新されました。
ピアノの、織井香衣さんとは、長年一緒に演奏されているとのことで、特に第1曲目のサンサーンスのソナタは、絶妙なアンサンブルを要求されそうな曲でしたが、息のあった演奏でした。
今晩の演奏曲は、全部フランスの作曲家の曲で、軽妙洒脱な曲、重厚・荘重な曲(楽章)、トリッキーで軽快な曲(楽章)といろいろバラエティーに富んだ曲が演奏され、フランス音楽を満喫しました。
米倉さんはトークで、秋田で生まれ育ったとのことなどを話されましたが、雪国育ちのオーラは十分伝わりましたよ。
米倉さん、織井さん、主催者のスタッフの方々、素敵な演奏会をありがとうございました。
     

NOTE
アイリンク・スカイコンサート(JR市川駅前・タワーズウエスト45階展望施設)
2012年1月27日(金)19:00~19:45
主催:市川市
       

<演奏曲>(紹介&感想)
1、ソナタ/サン・サーンス・・・ゆったりとした第一楽章、軽快な第二楽章、荘重な第三楽章、早いテンポの第四楽章からなる。クラリネットとピアノのアンサンブルの妙は聴きどころです。
2、カンツォネッタ/ピエルネ・・・エスプリのきいた、洒落た小曲。
3、カンティレーヌ/カユザック・・・明るいお部屋で午後のひと時をゆったり過ごしてるといった感じの曲です。
4、ロマンス/サン・サーンス・・・元々はフルートとピアノの曲とのこと。
5、スカラムーシュ/ミョー・・・元々は、サックスとオーケストラの曲。第一楽章は軽快でトリッキーな曲、ゆったりとした第二楽章、テンポの早い第三楽章からなる。
アンコール曲・・・亜麻色の髪の乙女
      

夜景が写るようにフラッシュ無しでも撮影しました
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●米倉 森(よねくら もり/クラリネット)
秋田県立能代高校出身。第10回秋田県青少年音楽コンクール管打楽器部門高校生の部最優秀賞大会グランプリ受賞。第25回練馬区文化振興協会主催練馬新人演奏会出演者オーディション木管楽器部門最優秀賞受賞。松岡究指揮東京ユニバーサルフィルと協奏曲を共演。
第4回横浜国際音楽コンクール管打楽器部門大学生の部第三位入賞。京都国際音楽学生フェスティバル2011に選抜学生としてオーケストラに参加。24回市川市文化振興財団新人演奏家コンクール優秀賞受賞。同新人演奏会に出演。
これまでにクラリネットを安藤満里・山本正治.木村健男の各氏に、室内楽を吉岡アカリ氏に師事。WISH wind orchestraコンサートミストレス。現在、武蔵野音楽大学4年次在学中。

●織井 香衣(おりい かえ/電子ピアノ)
武蔵野音楽教室附属江古田音楽教室を経て、武蔵野音楽大学卒業。同大学卒業演奏会出演。同大学大学院博士前期課程修了。第17回日本クラシック音楽コンクール全国大会人選。
ピアノを田中祐子、本多万里子、K.シロウニアン、Eアシュケナージの各氏に、器楽伴奏法を小池ちとせ氏、オペラ伴奏法を横山修司氏、チェンバロを井上道子氏に師事。
現在、武蔵野音楽大学伴奏研修員。
END

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