新春ギャラリーコンサート(フルートと筝の共演) [演奏会]

2012/01/09(月)アップ
2012/01/08(火)取材

市川市の北部にある、市のギャラリー「芳澤ガーデンギャラリー」に行って来ました。現在、市川市ゆかりの日本画家の福田千惠(せんけい)氏の絵の展示を行っています。今日は、千惠氏の展示に花を添える形で、フルートと筝(琴)の演奏会があるので、ワクワクしながら行きました。

#01福田千惠展看板.jpg

ギャラリーに着いて、まず、千惠氏の絵を拝見致しました。29点展示されていました。会場には、千惠氏がいらっしゃって、ていねいに絵の解説もして頂きました。千惠氏の絵の展示については、次回のブログで報告したいと思います。

演奏会は、千惠氏の希望が邦楽ということだったので、それに近い形で、フルートと筝の組み合わせを、市の文化振興財団でプロデュースしました。
筝は中島裕康さん、フルートは佐々木萌絵さんの演奏です

#02中島裕康・佐々木萌絵さん.jpg

一曲目は、正月らしく、宮城道雄の春の海でした。フルートは西洋の楽器ですが、筝との二重奏で全く違和感がなく、しっとりと邦楽の響きをかなでていました。
その後は、洋楽のクラシック曲を3曲。この3曲は、フルートは洋をかなで、筝も洋の音階をかなでます、が筝はやはり、邦の響きがします。つまり、全体的には洋の響きですが、邦の響きがスパイスのように効いているといった感じです。一寸エキゾチックな音色でもあります。
5曲目は、筝の独奏で「三つの遊び」という曲で、特に三つ目の汽車ポッポの段は、弦をこすって汽車の音を出すという。高度な演奏テクニックが披露されました。
最後の曲は、萌春という曲で、長い冬に耐えたあと、静かではあるが力強く春はふつふつ
と近づいて来るというような感じの曲でした。

演奏後、佐々木萌絵さんに、フルートの奏法についてお聞きした所、邦楽の演奏の時は少し、奏法を変えて邦楽的な響きを出しているとのことでした。
筝は、13弦の筝を使用していました。同じ筝を2張り使用していましたが、調弦をスムースに行うためのようでした。

お二方の素敵な演奏で昼前のひと時を楽しませてもらいました。
ありがとうございました。

NOTE
<当日のプログラムより転載>
第13回市川の文化人展福田千惠展 刻を描き夢を求めてギャラリーコンサート
2012年1月8日(日)11:30 ~、14:00~
主催:市川市

<PROGRAM>
1.春の海(作曲:宮城道雄)
2.Piacer d'amor 愛の喜び(作曲:マルティーニ)
3.無伴奏フルートのための「12のファンタジー」より(作曲:テレマン)
4.間奏曲(作曲:イベール)
5.三つの遊び(作曲:宮城道雄)(まりつき、かくれんぼ、汽車ごっこ)
6.萌春(作曲:長沢勝俊)
※5は筝の独奏で、それ以外は、フルートと筝の二重奏でした。

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